6月末に北ぶらくり丁商店街にオープンしたイタリアンカフェ『ポルタ』。
「自分の店を持ちたい」という想いを叶えるため、
大阪で修業を積み、和歌山でUターン起業された
オーナーの浦さんにお話をお伺いしました。
移住先としての「和歌山」
和歌山県は昨年度の人気の移住先調査で、セミナーに参加された方のランキングでは
全国で3番目の人気を獲得しました。
(NPO法人ふるさと回帰支援センター調べ)
特に20代~30代の若い世代からの相談件数が他府県に比べて多く、
県も移住支援に力を入れています。
このように移住先として注目度が高まりつつある和歌山ですが、
実際の移住や起業までの道のりはどのようなものでしょうか。
浦さんの体験談からその一端を覗いてみたいと思います。
暮らしのフィールドは和歌山がいい。
「いつかは自分の店を持ちたい」という夢は10年以上前から抱いていたという浦さん。
珈琲が好きだったことや、ケーキ職人を経験していたこと、修行中に出会った
イタリアンバールで味わったイタリア郷土菓子の美味しさやセオリーに感銘を受けたこと
などから、イタリアンカフェをオープンしたいという想いを強くしたそうです。
ではなぜ、和歌山での出店、Uターン移住を決心されたのでしょうか。
「最初から大阪は修行のつもりでした。仕事をする場として、大阪はとてもいい場所ですが、
私にとって生活のフィールドではなかった。和歌山は穏やかで、自然もあり、人も温かくて
暮らしやすいです。マイカーは必要ですが、都会からも近く、不便は感じません。
歴史や産業が豊かで仕事も学ぶ場所もある。生活するのには適した場所です。」
人通りが少なくなっていたぶらくり丁商店街ですが、近年は地域の魅力を掘り起こし、
活性化させようと積極的に活動する団体も増え、定期的なイベントも開催され、
賑わいを取り戻しつつあります。
浦さんも、昨年の秋に開催された出店希望者向けのイベントで北ぶらくり丁に
トライアル出店したことがここで店を構えるきっかけになりました。
「ぶらくり丁の環境や人々に一目ぼれして、ほとんど勢いで決めました。
お店をやっていけるかという心配は結局どこで営業しても同じです。
それなら自分が気に入った場所で開きたい。
結果的にいまはストレスフリーな毎日です!」
と清々しい表情で語ってくださいました。
DANRAN不動産との店舗探し
北ぶらくり丁でのトライアル出店がきっかけとなり、和歌山での出店を決意した浦さん。
ご自身の想いに寄り添い、不動産探しを伴走してくれるような不動産会社を
探し求めていたところ、大阪時代にお世話になった方のご友人からDANRAN不動産を
薦められたといいます。
「とても親切で丁寧な対応してくださったのと、想いに寄り添ってくれそうだと感じたので
DANRAN不動産さんにお任せすることにしました。」
そこからDANRAN不動産との二人三脚がスタート。
しかし店舗探しは当初難航しました。
「担当のスタッフさんが熱心に店舗先に良い希望に合った物件を探してくださり、
結局10軒くらいは一緒に回ってもらったと思います。
人通りの多いところや、工事の規模が少なくて済むような飲食店の跡地なども
紹介してもらいましたが、実際に足を運んだら、自分がそこで店を出すイメージが
なかなか湧かなかったんです。」
これにはDANRAN不動産のスタッフも同じ感想を持ちました。
データベース上では浦さんの条件に当てはまっていても、
実際に訪れてみると、浦さんの想いとは違っているように感じました。
もっと理想に近い場所はないか。探し続けていたところ同業者からの
お声がけもあり、遂に理想の店舗に出会います。
“ご相談者の想いに寄り添い伴走し、妥協しない”
そんなDANRAN不動産の信念が花開いた瞬間でもありました。
オーナーの感性 × 匠の技
ポルタは北ぶらくり丁中ほどにある旧釣り具店「恵比寿屋」の跡地を改装してオープンしました。
昭和レトロ風情が漂う古い看板を残したいと、店舗の上にはいまも旧店のネームサインが
残っています。
ご自身の意図を汲んでリフォームできる工務店を探しておられましたが、
不動産探しの段階から想いを共有していた浅井良工務店に
リフォームのご相談もお任せくださることに。
「不動産探しでスタッフさんとの良い関係が築けていましたし、
建築にひたむきに向き合っている会社で安心感が持てたので
お任せすることにしました」とリフォームを決心された理由をお話しくださいました。
「仕上がりにも満足しています。想像以上で感動しました。
お客様からも『とてもオシャレ』、『居心地が良い』と
喜んでいただいています。」
白を基調にしたすっきり落ち着いた空間の中に、店舗奥の赤い壁紙が良いアクセントに。
オーナーがブランドに拘らず好みで揃えたというカップ&ソーサ―も、大工職人手製の
造作カップボードに並べられるとその相性の良さがひと際引き立ちます。
人々が行き交い、会話を楽しみ、ホッと休まり、気軽にコーヒーやイタリアの郷土菓子が
味わえる、そんなイタリアンバールのようなお店にしたいというオーナーの想いと
浅井良工務店の匠の技が調和した唯一無二の空間です。
和歌山移住・起業したい人に向けて
― 自分の感覚を大事にすること。
そこで未来がイメージできるかどうかが重要 —
このように浦さんは語ります。
「移住したい、起業したいと考えていらっしゃる方は、自分はどういう場所で暮らしたいか、
そこで未来が想像できるかどうか考えてみてほしい。やりたいかどうかは自分の感覚次第。
私にとって、和歌山という土地柄も、浅井良工務店さんも自分の感覚とマッチするところが
多かったし、北ぶらくり丁でお店をやっていく未来が想像できた。
だからいまがあるし、いまに満足しています。」
温和でほんわかとした印象の浦さんですが、お話を伺えばその情熱と行動力に驚くことばかり。
和歌山にお立ち寄りの際は、ぜひ「ポルタ」の空間と本場仕込みの焼き菓子とコーヒーを
味わって、オーナーのご経験談に耳を傾けてみてください。
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★ あなたの想いをお話しください! ★
DANRAN不動産の事務所にはキッズスペースも完備。
お子さま連れの方も大歓迎です!
「長時間は無理だけど30分くらいなら話を聞いてみたい」など、
お客様のご都合をお聞きした上で対応させていただきますので、
ご安心ください。